こんにちはmonoconです。
「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」
これは、『嫌われる勇気』の著者であるアルフレッド・アドラーの言葉ですが、確かに全ての人間関係が完全に良好であれば悩みは消滅するかもしれません。
しかし、「じゃあ全ての人間関係を良好にしよう!」と思ってできれば苦労はありませんよね。
実際人間関係って難しいですよね。
私も割とクヨクヨ考えてしまう質なので、会話の反応や態度から、色々相手の思惑を感じ取って悩んでしまうことがあります。
特に職場での人間関係は、それほど親しいわけではない相手とのコミュニケーションも多いので、相手の意図が読みきれなかったり、様々なしがらみを考えるとどう行動すべきかがわからなかったり、困惑することも多いです。
しかし、そんな困惑を抱えながら仕事をするのはしんどいですし、生産性の敵ですから、できる限り捨て去りましょう。
ということで、本日は、私が20年の社会人生活で身につけ、実践し、かつしっかり評価され続けている実績に裏打ちされた、嫌な人間関係からの逃亡方法についてご紹介 したく思います。
今回のポイント!
嫌な人間関係を生み出す人たち
いつも怒っている人や、いつも極めてネガティブな人が皆さんの周りにも少なからずいるかと思いますが、こういった人たちはなぜそのような態度を取りがちなのでしょうか。
一定数いますよね。。
しかし謎ですよね。怒るところじゃないのに怒っていたり、なんでもないところで悲観的になって空気を悪くしたり。
はい、私も若い頃、信頼して仕事を任せたら泣かれて困ったことがあります。
こういった行動は、その人たちがかつて、問題を解決するために用いて有効だった態度を無意識的に毎回使っているもの だと心理学的には考えられています。
多くは子供時代に培われたもので、不安になるような状況に置かれたときに、泣くことでその状況を回避した経験がある人は、その後も嫌なことがあったり、不安になる状況に置かれるたびに泣いてその場を凌いできたのでしょう。
私が泣かしてしまったメンバーは、メンターについて仕事をすると優秀だったので、ならばそろそろ独り立ちを、ということで、独り立ちを促したところ、その状況が不安で耐えられず(?)泣き出してしまったのだと思います。
そんなに不安ならと、その時は独り立ちを先送りにしてしまったのですが、その後も、ことあるごとに涙を流して結局何の仕事もせずに退職していきました。。
とかいって本当は、パワハラしたんじゃないですか??
随分なことを言いますな。。
いや、実際そうではないと思うんですけどね。。。他の人とのコミュニケーションでもしょっ中泣いていましたから。。
いつも怒っている人も同じですね。
子供時代に怒りを示すことで、自分の意図が通った成功経験をいまだに引きずっているということです。
こういう人たちは何かというと攻撃してきますし、その人たちとがっぷり四つで組み合うと不毛な消耗戦になってしまうので、できる限り相手をしたくないですね。
ここでは、怒りと悲しみを表現する人たちについて例を挙げましたが、怒るべき場面でヘラヘラする人や、都合が悪いことは無視を続ける人など、他にも様々な類型があり、論理的に不条理な態度を取る人たちは全てこのタイプであると思っていただいて問題ない と思います。
そして、人間関係の問題を生み出しているのは、ほぼ全てこのタイプの人たちです。
論理的に落ち着いてコミュニケーションが取れる人とは、話し合いで全て解決ができるはずなので、人間関係上の問題は発生しづらいということですね。
そういうことです。
嫌な人間関係を避ける方法
ということで、不条理な行動でこちらを困惑させる人たちとの付き合い方について以下にご紹介していきたいと思います。
- ①相手のゲームに参加しない
- ②ポジティブに捉え直す
- ③自分の目的を思い出す
①相手のゲームに参加しない
さて、最も大事なことは、相手のペースに巻き込まれないことです。
相手は自分のペースに持ち込むために怒ってみたり、泣いてみたりするのです。
そこに反応してしまうと、相手のフィールドでゲーム開始してしまうことになります。
相手から見たら「しめしめ」です。
私の先の例も泣かせてしまったメンバーのゲームに乗ってしまった形です。
泣かせてしまったことに狼狽えて、ちゃんと独り立ちさせるべきところ、一旦保留としてしまいました。
結局、問題を先延ばしし、その後も泣いて逃げるという手が有効であると教えてしまったことになります。
判断としては難しかったとは、今でも思いますが、そういうタイプがいるということを知り、どういう選択をとれば相手にとって一番良いか、組織にとって一番良いかをちゃんと考えれば、やはりちゃんと独り立ちさせるべきだった と思います。
その上で、業務上の問題はチーム全体で発生都度取り除いていく、ということをしっかり伝えてあげればよかったと、反省しています。
②ポジティブに捉え直す
もし先輩がいつも怒る人であったら困りますよね。
「はぁ、今日も叱られるのかな」
と思いながら仕事に向かうのは苦痛以外の何者でもありません。
もちろん相手のゲームに乗らないために無視したり、逃げるのも手ですが、それも限度がありますので、考え方を変えてみましょう。
「もしかしたら自分にも至らぬ点があるのでは?」
「先輩のコントロールすらできないということは自分はまだ未熟」
「ボスコントロールの練習をしてみよう」
もちろんこんな先輩の相手をするのは面倒ですし、嫌なのには違いありませんが、自分が成長するための糧だと捉えることで、少し心が軽くなりませんか?
特に、この先輩がなぜ自分に攻撃的な態度なのかを考えるようにすると、その後のビジネスライフがずっと快適に過ごせる可能性が生まれます。
どうして攻撃するかの仮説をたて、それを一つ一つ潰してみましょう。
攻撃がやめばその仮説が正解ということですし、それがわかれば、その後、攻撃的な人に対しての対処法を身につけたことになります。
参考≫頭の悪い人の特徴を公開。あなたは大丈夫?仮説主義でエリート脳を鍛えよう!
③自分の目的を思い出す
また、 最も大切なことは、困った人に流されて自分のミッションや目的を見失ってしまうこと です。
私は最近では割と面倒臭い人間は無視するようにしています。
はっきり言って、問題を起こす人は大体どこでも鼻つまみになりますから、どれだけの影響力もありません。
体面だけ保ってあげれば特に問題にはならないので、適当に話を合わせて、黙らせておけば良いのです。
その上で、本当に何をすべきかという本質的な考え方に立ち戻り、組織としてベスト、目的達成にとってベストと思える態度を選択する ようにしましょう。
悲しみや怒りの感情を表に出すということは結構インパクトが大きくて、ついそちらに引きずられそうになるのですが、そこは一呼吸おき、その怒りや悲しみが本質的な考えに沿ったものか、組織のためになるかという点についてしっかり考えてみましょう。
さて、いかがでしたでしょうか。
問題が起きているときはつい近視眼的になってしまうので、視野を広げたり、一呼吸を置く習慣を持つようにしていきましょう。
本エントリーを読んで、人間関係がクリアになって、悩みなく、生産性を爆上げしていただければ幸いです!
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では、また次回お逢いしましょう。
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