【転職】コンサルタントにジョブチェンジするなら、これだけは知っておくべし!

こんにちはmonoconです。

この数年、転職市場が活況ですが、当ブログをお読みの方の中にも転職をお考えの方は少なからずいることでしょう。

私自身何度も転職を重ねて、塾講師やテレビマンを経て、コンサルタントに行きつきました。

コンサルタントは年収が良いというイメージもあり、いつの時代も人気の職業かと思いますが、現在では特にコンサルタントになりたい人が増えている気がします。

一方で、コンサルファームもかつてない勢いで人を集めたがっています

こと、近年のDX化の推進に伴い、特にITコンサルの需要は高いです。

かつてはコンサルタントになるというと、ハードルが高かったものですが、今はかつてほどではなく、コンサルを目指す方にとっては良い時代かと思います。

ただ、それでも異業種からコンサルになるのは勇気がいると思います。

みんな高学歴でハードワークというイメージもありますからね。

スキルがマッチするか、という怖さもあります。

そうですよね。中に入らないと実際のところはわからないですからね。

ということで、本日は、現代のコンサルとして働く私が見てきた中で、必要と思う資質やコンサルワークの実情について説明したく思います。

当エントリーを読んでほしい人

  • 異業種からコンサルに転職を考えている人
  • コンサルとしての振る舞い方を学びたい人
  • コンサルはどういう現場で働いているのかを知りたい人

当エントリーを読むべき理由

  • 筆者が現役のコンサルタントとして実際に見ている実情を紹介している
  • 契約が続く人、続かない人の実例から導き出した、コンサルに向く資質を紹介している

現代のコンサル事情

現場の実情

まずは現場の実情について簡単に説明します。

クライアント

クライアントは商社や、メーカー、航空会社など、超がつく大手の企業であることが多いです。

コンサルフィーは決して安くないので、必然的にこういう傾向となります。

お客さんも高学歴の頭の良い人が多く、会話をしている中で逆に気付かされたり、学ばせていただくことも少なくありません。

なので、小手先だけの誤魔化しはすぐに見破られます。

きちんとファクトベースで論理的に会話をすることが求められます。

仕事内容

仕事内容はその現場によりますが、一言でいえば、クライアントの課題を解決することです。

クライアントが何らかの施策を打ちたいが、その知見がない場合、コンサルタントに依頼をします。

例えば、「自社の基幹システムをクラウド化したいがどうしたら良いか。」

という課題に対しては、クラウド化すると言っても、全く同じシステムをオンプレからクラウドに移すだけ(IaasまたはPaaSを利用してのクラウド化)なのか、それとも、クラウド上のソフトウエアを使って、同じような業務ができるようにする(SaaSを利用してのクラウド化)のか、価格や、機能、サポート体制など多角的な観点から判断できる資料を作成し、コンサルタントとしての見解を示します。

「SaaSは価格は安いですが、現行システムの機能を網羅できている訳ではありません。ユーザーの利便性や滞りない業務推進のためにはこれは致命的なので、PaaSを使用して現在のシステムをクラウド上のプラットフォームに移すことが良いかと思います。その上で、価格面では〇〇クラウドが最も優れていますが、障害発生率が高く、サポートも弱いという面があります。逆に△△クラウドは多少コストは上がりますが、稼働率の高さ、サポートの手厚さを考えると、最も合理的な選択肢かと思います。」

こんな感じです。

そして、無事提案が受け入れられたら、実装に移っていきます。

ベンダーを選定し、ベンダーとクライアントを繋ぎながらプロジェクトを推進していきます。

この時、SEの経験がある人はかなり有利です。

最初からコンサル一筋の人は、いまいちITのことをちゃんと知らなかったりします。

超上流から見て流れを作ることは得意なのですが、ベンダーがおかしな提案をしてきた際の指摘などは、SE経験がある人の方が、より適切で、きめ細やかです。

実際もとSEのコンサルで現場は溢れかえっています笑

人の入れ替わり

私はコンサルとしてクライアントのお膝元で仕事をしているので嫌でも目につくのですが、正直な話、人の入れ替えは激しいです。

案件が終わって去っていく人もいれば、案件とフィットしなくて契約を切られる人もいますが、「できる人」と評価された場合は、案件が終わっても別の案件にアサインされるので、現場に残り続けることが多いです。

いなくなる人たちは必ずしも本人の資質や能力が不足しているわけではなく、クライアントの文化や求められているスキルが合わなかったというケースも少なからずありますが、一方で残る人たちには一定の傾向があるようには思います。

コンサルタントに求められる資質

その傾向とは、以下の資質を有しているということになります。

それも高いレベルで。

コンサルを目指す人はこれらの資質を身につけると仕事に困らないと思います。

スキルについてはまた別ですけど、これはいくつも案件がありますから、自分のスキルにあった案件を受注すれば良いだけです。

  • ①コミット力が高い
  • ②コミュニケーション力が高い
  • ③新しいことを楽しめる
  • ④理解力、咀嚼力が高い
  • ⑤クライアントのことを一番に考えられる

①コミット力が高い

コミット力が高いとは、クライアントとの約束をしっかり守る力のことです。

いつまでに、何をやる、と約束したならば、それを約束通りしっかり成し遂げないといけません

これが1日でも期限を過ぎてしまうと、約束を守れない=仕事ができない、という評価に変わっていきます。

ネガティブな印象を拭い去るのは難しいですから、これは避けたいですね。

ケースによってはクライアントからかなり厳しいスケジュールでの依頼があったりします。

しかし、それを何とかこなす道筋を立て、最速で仕上げる力があることがコンサルに求められる資質だったりします。

クライアントも無茶な依頼だと理解しているので、きちんとこなすとしっかり評価してくれます。

逆に期限を自分で設定する場合には、安請け合いをせずに現実的なスケジュールを設定するようにしましょう。

コミット力が高いとは、無茶なスケジュールをこなす力が高いことではありません

もう一度言いますが、約束を守る力のことです。

前述の通り、時にタイトなスケジュールの時もありますが、基本的には守れる約束だけをし、それを守れば良いだけです。

この資質は当然生まれ持ったものではなく、やり遂げると決意するかどうかという部分になってきます。

つまり誰でも身につけられるものです。

コンサルを目指すのであれば、この意識を持つようにしていきましょう。

②コミュニケーション力が高い

この能力はコンサルに限った話ではないですが、コンサルには特に求められます。

クライアントときちんとコミュニケーションを取り、オーダーを適切に理解できなければ求められているアウトプットは作れません。

また、クライアントとコンサルという関係以前に人と人との付き合いになるので、嫌われてしまったり、関係が構築できないと、契約を延長することにはつながりません。

業務遂行能力とは直接関係のないところで評価を下げるのはもったいないですよね。

コミュニケーションがしっかり取れると、このあたりの心配はだいぶなくなります。

コミュニケーションも慣れが大きいですから、どんどんいろんな人と話すようにしてみましょう。

相手に興味を持って色々聞くことができれば良い関係は構築できますから、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

③新しいことを楽しめる

コンサルの重要な役務は考える力の提供です。

新しい問題や課題が出来した時、クライアントはコンサルタントにそれを丸投げしてくることも少なくありません。

コンサルタントとしても見たことも聞いたこともない対応を求められることになります。

人は新しいことに触れると不安に感じがちですが、これを新たな挑戦と受け止め、ゲーム感覚で取り組めるようになると、強みとなります。

ちなみに、こういう時に周りとコミュニケーションをとっておくと、誰に相談するべきかがわかったり、協力を仰ぎやすくなります。

コミュニケーション力は全てに通じる万能の資質です。

④理解力、咀嚼力が高い

優秀なクライアントも全員が全員説明が上手なわけではありません

オーダーの内容がよくわからないなんてことはザラにあります。

これをわからないままにしてしまうと、求められているものとは全然違う仕事をすることになりかねません。

クライアントの話の端端から、「この仕事の肝はこうで、ということは、成果物はこんなもので、やり方はおそらくこんな感じだな」と仮説を立て、それをクライアントに確認してみましょう。

合っていればそれで良いですし、間違っていても大きくはずれないはずなので、仮説を少し修正したら業務に入れます。

こうして求められた成果物を提示できれば「あの人は理解力が高い」「すごく頭の良いコンサルがいる」と評価してもらえることは間違いありません。

仮説を立て、それが正しいかを確認する習慣を持つようにすると良いですね。

⑤クライアントのことを一番に考えられる

最後に、これも当然のことではありますが、クライアントのことを第一に考えなくてはいけません。

クライアントの課題を解決するために高いフィーが発生しているのですから。

自分の収入に繋がるからと、クライアントのためにならない提案をしてはクライアントからの信頼を失います。

クライアントの1年後、3年後、10年後をしっかり考え、最も適切な提案をするようにしましょう。

短絡的な思考ではなく、長い目で物事を見る習慣を持つようにすると良いですね。


さて、今回はコンサルとして働きたい人のために実情と資質についてご紹介してきました。

資質についてはベーシックな能力の部分となりますので、このほかに、ちゃんと業務知識をつけるように日々の勉強も欠かせません

業務にアサインされたら、関連書籍を読み漁りましょう。

何も全てのページを一言一句読まなくとも良いのです。

目次から逆引きして、のです。

あるいは業務遂行中によく知らない話が出てきたら、本から検索して知識を蓄えれば良いのです。

こういう時にも電子書籍は役立ちます。

いつでも持ち歩いて、いつでも調べることができますから。

できるビジネスパーソンとしては一台は持っていたいものです。

そのほかにもインプットが捗るサービスも多くあるので、お勧めしておきます。

Prime会員なら無料で3ヶ月使用できるAmazonのAudibleも超お勧めです。

ではまた次回、お逢いしましょう!

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