こんにちはmonoconです。
コロナ禍の報道やそれを受けての周囲の人たちの反応から、つくづくテレビの影響力は大きいのだと思い知らされます。
それと同時に、テレビの報道を鵜呑みにしている人たちの多さにも驚きます。
「テレビが嘘を言うはずがない」という意識が強いのでしょう。
私も子供の頃はテレビっ子だったので、その気持ちもわかりますが、はっきり言って、 テレビも新聞も嘘や間違いはたくさんあります。
「嘘」というと角が立つかもしれませんが、スポンサーや株主がいる以上、フラットに報道はできない、ということはなんとなく想像ができるのではないでしょうか。
「間違い」については時折訂正が入ったり、間違いによってそのプログラム自体が終了に追い込まれることがあるので、皆さんよくご存知だと思います。
なので、テレビの情報も1情報源ではあるものの、それを全てとして鵜呑みにしていると、正しい判断ができないことになります。
こうしたテレビに対する態度もそうですが、 思考停止によって、洗脳状態に陥っていってしまうことは向上心のあるビジネスパーソンにとっては望ましいとは言えない ですよね。
と言うことで本日は、 苫米地英人さんの『思考停止という病』 という本を参考に、思考停止から抜け出し、自分の頭で考える習慣を身につける方法についてご紹介していければと思います。
今回のポイント!
思考停止に陥るということ
よく日本人は思考停止しがち、と言われます。
それは、受験に合格することを主眼においた教育制度の問題が大きいかと思います。
「Aという問題に対する答えはB」「Cという問題に対する答えばD」といったリアクションの練習、記憶中心の授業で勉強を楽しめなかった人も多いのではないでしょうか。
学校の勉強が楽しくないのは、考えるという行為を取り上げられたからですね。
そう思います。リアクションの練習だけではつまらないですからね。
また、閉鎖環境における全体主義的な圧力も良くない気がしますね。
そうですね。自分で考えて、どう考えても正解としか思えない行動をとっていても、いわゆる「普通」の枠からはみ出ると徹底的に叩かれますよね。
芸能人の不倫を叩く人たちはその延長ですよね。
暇な人たちですね。
これは、場を支配している「コンフォートゾーン」を外れたことによる是正の働きなのだそうです。
恒常性の維持はダイエットの停滞期、新しいことを始める障壁の話でも出てきましたが、コミュニティ内でもこの働きが起こるんですね。
「コンフォートゾーン」とは、心地よい空間ということですが、例えば、Aさんをはじめとする大多数にとって「気持ち良い空間」から、Bさんがはみ出ると、Aさんたちは居心地が悪くなり、その原因であるBさんを元の状態に引きずり戻そうという行動に出る のだそうです。
これが社会人になると、前例に則り新しいことは何もしない、年収もみんな同じくらい、プライベートもいわゆる「普通」といったような大多数が心地よいと感じる「ノーマル」の枠に押し込められ、3年もするとその空気に染まり、大多数の中に組み込まれます。
私も会社員時代はこういう空気を感じたものです。
反発心が強く、全く同調しませんでしたが笑
だから独立に至ったんですね。
まあ、ゴール設定が当時の同僚たちとは少し違ったんでしょうね。
もしあの空気に染まっていたら、年収は600万円で満足だったのでしょうし、起伏もなくのんびり仕事して、会社の方針に振り回されることをよしとしていたことでしょう。
それどころかもしかしたら、コロナ禍でボーナスがでず、年収がだいぶ目減りしていたかもしれませんね。
あり得ますね。
そして、それを「みんな一緒だし仕方ない」と受け入れていたことでしょう。
つまり、思考停止に陥ると、本来獲得できるはずの機会を失い、誰かの価値観からはみ出ないように生きることになる、ということですね。
本人は認識できていないでしょうが、ほぼ奴隷状態と言って過言ではないですね。
これでは、今後やってくる実力社会においては、思考停止に陥っている人たちは今よりも不遇をかこうことになりかねませんね。
はい、早急に手を打つべきです。
思考停止に陥る理由
さて、思考停止に陥ってしまう理由についてもご紹介したく思います。
『思考停止という病』においては、思考停止の理由を以下3点と説明しております。
- ①洗脳されているから思考できない
- ②知識がないから思考できない
- ③ゴールの設定がないから思考できない
①洗脳されているから思考できない
まさにテレビの件もそうですが、学校や職場での「常識」を疑わずに信じている限りは洗脳状態にある と言えます。
これは、思考停止して「そうあるべき」という、誰がどういう意思決定プロセスを持って決めたのかもよくわからない決め事を無条件に信じてしまっている状態です。
また、恐ろしいことに、洗脳されている間は洗脳されているということを自覚できないのです。
普段の 自分の決定に何の疑問も持ったことがない場合は洗脳状態に陥っている可能性が高い です。
②知識がないから思考できない
考える力というのは非常に大切で、知識よりも重要だとされることが多いですが、知識も当然ながら大切です。
なぜならば、ものを考える時のベースには知識が絶対に必要だからです。
ニュースを見ても、その前提知識がなければ、テレビや新聞の言っていることを鵜呑みにするしかありませんから思考停止に陥りますよね。
でも、その件について、深い知識があれば、メディアの報道とは違う視点から見ることもでき、確からしい結論を自ら導き出すことができます。
③ゴールの設定がないから思考できない
これは意外と見落とされがちですが、ゴール設定がないと、やはり考えることが難しくなるのだそうです。
でも、確かにそうですよね。ゴールが見えていないと、何を拠り所にものを考えて良いか分からないですからね。
今いる位置がスタート地点なのか、目的地なのか、分からなくなるということですね。
そうですね、改善をするにしても、どこに力を入れるべきなのかなどの戦略を立てることができませんね。
個人で考えた時でも、ゴールを年収1000万円とするならば、転職するか、独立するか、といった戦略をまず立てることになりますし、戦略が立てば、どうやって実現するか、何を勉強すれば良いかといった戦術が立てられます。
しかし、 ゴールがない場合、思考停止の現状維持しかできない ですよね。
確かに、ゴール設定は大切だということがよくわかります。
自分の頭で考えるために
さて、では最後に自分の頭で考えるために意識することをご紹介します。
- ①常識を疑おう
- ②ゴール設定しよう
- ③圧倒的知識を身につけよう
①常識を疑おう
まずは常識を疑いましょう。
この世には唯一絶対的的なものはありません。
今まで当然のこととして受け入れてきたことを疑うことから始めてみましょう。
「なぜそうなっているのか」
についてよく考えることが大切です。
誰が、どういう根拠で決めたことなのかを考えてみると、その常識が適切なものなのかどうかが見えてくるはずです。
また、「ノーマル」であることを疑いましょう。
そもそも「ノーマル」とはなんでしょう。
あなた自身が考え出したゴールであれば、それはまさしくノーマルです。
しかしそれが、 同調圧力で押し付けられた、他人にとってのコンフォートゾーンの枠内に収まることを意味している場合、その「ノーマル」は今すぐ捨てましょう 。
他人の評価や他人の価値観で生きないことは何より大切なことです。
自分の行動や在り方を考えるときに、「人がどう思うか」を評価基準から外しましょう。
つい、これをやったら、誰々にチャチャ入れられそうとか思いがちですよね。
興味があることに全力で取り組み、やりたいことだけをやるようにしましょう。
やりたくないことにはNOを突きつけて全く問題ありません。
参考»常識人は年収が低い?ビジネスで成功を収めるために常識を疑おう
②ゴールを設定しよう
さて、ゴールを設定することの大切さは前述したとおりですが、設定するにあたり、少しハードルの高いものであることが大事になります。
なぜならば、 自分が成し遂げたいゴールを高い位置に設定できれば、自分のコンフォートゾーンをずらすことにつながるから です。
人間をそのコンフォートゾーンに収める働きは非常に強く、年収も自分がコンフォートゾーンだと感じるレンジに自然と収まるのだそうです。
例えば現状、年収600万円の人間が、年収2000万円をゴールに設定すると、現状の生活態度や意識ではそこに到達できないことに気づきます。
すると、 現状のあり方が居心地が悪くなって、生活態度や意識を変え始める のです。
なるほど、意識的にコンフォートゾーンをずらして、高い目標に誘導していくということですね。
その通りです。
ということで、今のままでは達成できないゴール設定であることが大切なのです。
現状の延長線上にいるとコンフォートゾーンが変わらず、何も変化が起きないためです。
③圧倒的知識を身につけよう
さて、ものを考えるときには知識がベースになるということは前述の通りですが、闇雲に知識をつけても仕方ないですよね。
もちろん幅広く知識を持つことも大切ですが、最も力を入れるべきは、設定したゴールに到達するための知識です。
これにはとにかく読書が重要であると苫米地さんも言われています。
私も同じくそう思います。
読書は知識を増やしてくれる他、論理的思考力を鍛え、語彙を増やし、表現力も身に付きます。
ビジネスパーソンとしてはどれも重要なことばかりですね。
私も日々読書を通じて、勉強を欠かさないようにしています。
ちなみに、私はAmazonのKindleやAudibleを使って隙間時間に読書をしています。
さて、いかがだったでしょうか。
思考停止は誰もが陥る罠です。でも、ちゃんと意識するようにすれば、その罠から抜け出すことも十分可能ですので、ぜひ今回のエントリーを参考にしてビジネスパーソンとしての階段を駆け上がってください。
最後に今回参考にさせていただいた『思考停止という病』のリンクも貼っておきますので、より詳しく知りたい方は、ぜひ手に取って読んでみてください。
では、また次回お逢いしましょう!
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