ライフピボット〜人生を舵取りして、荒波の社会を乗り切ろう!

こんにちはmonoconです。

社会システムや医療技術の進歩により人生100年時代などと言われるようになりました。

それも健康寿命が伸びたことにより、かつては、学生20年、労働期間40年、老後10年くらいのサイクルが一般的だったのが、労働期間が50年や60年になることが見込まれます。

そうでないと、老後の家計が崩壊してしまいますしね。

しかも、社会のライフサイクルが早まりつつあります。

黒田悠介さんの『ライフピボット』によると、 飛行機や自動車が5000万人のユーザーを獲得するのに60年以上有したのに対し、携帯電話は20年そこそこ、Facebookに至っては3年、ポケモンGOは19日で達成 したとのこと。

ポケモンGOは携帯電話の普及や、もともとのポケモン自体のブランド力あってのことですが、これは 既存のサービスや社会システムが新サービスのスピードを後押しする ことを意味しています。

つまり、これからどんどん加速していくということですね。

こうなると、かつての所謂「人生計画」が全く意味をなさなくなります

綿密に大計画を立てたところで、 前提がどんどん変わってしまうので、方向転換をしばしば強いられる ことになるからです。

ということで、本日は上記の『ライフピボット』を参考に今後の生き方について考えてみたいと思います。

「人生計画」の終焉

労働期間の変化や、社会システムのライフサイクルの短期化により人生計画がかつての意味を持たなくなることは上述の通りですが、一方で会社の定年はまだしばらく60歳(ないし65歳)のままとなりそうです。

会社のこの辺りの意思決定は非常に遅いですからね。

社内の制度をガラリと変えなくてはならないから、なかなか着手しないですね。

そうなると、会社を退職後、まだ10年以上働く可能性が出てくるわけですね。

老後貯金2000万円が必要などと、少し前に話題になりましたが、 それだけの貯金がある世代は今後どんどん減ってくるでしょうし、それと反比例して、必要な老後資金は増えていく可能性も高い です。

今後、ますます長寿になっていけばそれだけ資金が必要になりますから。

また、定年まで働くことができれば良いですが、その前にリストラにあったり会社が消滅する可能性も否定できません。

ライフサイクルの短期化は企業存続にも大きな影響を及ぼします。

変化に対応できない会社はどんどん淘汰されることになりますし、そうなると人を抱え続けることができなかったり、潰れてしまいますから。

こうなると、退職までの見通しも、退職後の計画も、今までの社会情勢を前提にしていると実態とは全く合わないものになってしまうということですね。

そういうことですね。新たな生き方を模索しないといけないということですね。

大切なのは舵取り

『ライフピボット』とは人生の方向性という意味合いかと思いますが、この 誰も経験したことのない社会を生き抜くためには、柔軟に人生の方向性を修正しながら進むべき というものが、同書の主張となっています。

上述の通り、「計画」を立てるのではなく、変化に対応するための「準備」をせよ、と著者の黒田さんは述べられています。

船の操舵と同じですが、天候も波もどんどん変わる中、どう舵取りするかが求められるということですね。

人生の舵を切る準備を進めよう

では、人生の舵取りをするために、我々はどのような準備をすれば良いのでしょうか。

同書には以下3点の蓄積をせよ、と述べられています。

  1. ①スキル
  2. ②人脈
  3. ③自己理解

①スキル

スキル、と一口にいっても、様々なスキルを複合的に身につける必要があります。

汎用性のあるスキルを身につけることで変化に強くなることは言うまでもないですね。

ハーバード大学の経営学者である、ロバート・カッツ氏はビジネススキルを以下3つに分類しましたが、それぞれをバランスよく身につけることが重要です。

  1. テクニカルスキル
  2. ヒューマンスキル
  3. コンセプチュアルスキル

ちなみに、上級管理者になる程、コンセプチュアルスキルが重要で、新任管理者になる程テクニカルスキルが重要になるのだそうです。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、業務を適切に遂行するために必要なスキル、つまり、物事を解決に導くスキルです。

プログラミングスキルとか、事務処理能力、営業能力などがこれに当たります。

これは、日々の仕事で培われると思いますが、できれば自分がやって楽しいことを突き詰めましょう。

「好きこそ物の上手なれ」で、苦痛を伴わずに努力することができるので、伸び代が大きいです。

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、他者との良好な関係を構築し、円滑なコミュニケーションを可能とするスキルです。

対人関係能力とも言い換えられます。

このスキルはたくさんの人と会って、話して、人間関係を構築することで成長します。

意識的に多くの人と出会い、協働できる環境に身を置くように心がけてみてください。

コンセプチュアルスキル

物事を本質的に把握するための能力で、概念化能力とも言われます。

この能力は先天的な影響が大きく、短期的には伸ばせないと言われています。

しかし、諦めることはなく、 脳の働きを向上させる習慣を持つことから始めれば良い のです。

参考≫地頭を鍛えることで、幸せに生きよう!

また、日常的に、あらゆる物事に対して、なぜだろう、という意識を持ち接するようにしましょう。

視座を高く、物事を見つめ、目に見えている一点だけではなく、それを取り巻く全体を見ることで、概念として事象を理解できるようになります。

参考»視座を高めることで仕事をイージーモードに切り替えよう

また、 物事を分解して、その構造を理解したり、それらの構造の関連性を理解して体系化する ような習慣を意識的に持つことで、このスキルは鍛えられていきます。

②人脈

人脈も大切ですね。

私のようなフリーランスとして働く場合は特に、人脈があるとないとでは仕事量も単価も大きく変わってきます

逆に言えば、 人脈さえ作れていれば、社会情勢がどうなったとしても、生き抜くことができる でしょう。

人脈の蓄積にはとにかく行動することが大切です。

独立するのも良いですし、マッチングサービスを利用したり、イベントに参加したり主催しても良いでしょう。

色々な属性の人に会うことで人脈は強化されていきます。
どんどん飛び出しましょう!

③自己理解

スキルの項でも述べましたが、 「好きこそ物の上手なれ」ですから、自分がどういったものを好んでいるかをよく知ることが大切 です。

人の記憶は当てになりませんから、日記などをつけ、その日あったことで何が楽しく、何が嫌だったかを記録するようにしていきましょう。

ある程度続けていると自分の好みの傾向が見えてきます。

人生のベクトルを決定するときには、この自己理解から判明した自分の好みに従うと良いでしょう。

その方が幸せだし成功する確率が上がります


さて、本日は以上になります。

しっかり準備をして、来るべき変化の時代を乗り切りましょう。

ちなみに『ライフピボット』には本日ご紹介した「準備」の仕方について、より詳細に説明されていますので、興味があればご一読いただければより理解が深まるかと思います。

また、読書により見識を広げることも変化の時代を乗り切るためには重要です。

私が日常インプット用に愛用しているツールやサービスをご紹介しますので、こちらももしよければ、真似してみてください。

では、また次回お逢いしましょう!

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