こんにちはmonoconです。
突然ですが、映画や、小説、漫画など、ストーリーのある物語において、好きになるキャラクターはどんなタイプですか?
ニヒルなナンバー2や、哀愁漂う敵役という方も少なくないでしょうが、私の場合は、おそらく最大派閥になると思いますが、圧倒的に主人公です。
今回のポイント!
頼れる主人公への憧れ
特に、アーノルドシュワルツェネッガーに代表されるアメリカ映画のマッチョな主人公(今ならばドウェインジョンソン?)は子供時代の憧れの的でした。
あの筋肉で(?)どんなピンチも乗り越えてしまう、なんとも頼り甲斐がありますよね。
漫画でも同じく、ドラゴンボールの孫悟空のような、頼れる主人公たるべし、という思いが、少年時代の私の心にしっかり刻み込まれたのです。
男子たるものかくあるべし、と思ったものです。
この 映画的マッチョ信仰は、おそらく生物的に普遍的な思い なのでしょう。
250万年もの狩猟採取時代を経てきた人類は、今でこそ科学技術の恩恵に預かっていますが、それもせいぜいここ100年くらいのこと、圧倒的に長い期間、肉体的強靭さこそが生きる強さに等しかった わけです。
強靭な身体能力と群れを率いるリーダーシップ。
これこそが、 根源的に人間が求める、人としての資質になる のだと思います。
このことは、もちろん現代でもでも間違っていないと言えます。
確かに、肉体的にカッコ良くてぐいぐい引っ張ってくれるリーダーに憧れます!
頼れる主人公は迷惑?
そういうわけで、現代の人間も映画や漫画の頼れる主人公を好ましく思うのは当然と言えますが、この 映画的マッチョ信仰を、現実に持ち込むと少しややこしい ことになります。
なぜならば、現実ではひとりのスーパースターが物事を解決するという質のものは多くなく、チームで協働して目的を達成するというような質のものの方が圧倒的に多いからです。
例えば、チームで仕事をする場合、リーダーがこの映画的マッチョ信仰に取り憑かれているとどうなるでしょう。
「俺がなんとかしないと」
という謎の使命感から仕事を抱え始めます。
「あいつにはまだできないだろう。」
とか言って、なんでも自分でやろうとします。
結果、リーダーがボトルネックになり、仕事が進まなかったり、リーダーは忙しそうだけど、メンバーは遊んでいる、という状況が生まれやすくなります。
また、クライアントとの打ち合わせでも、クライアントから「できる?」と聞かれたら検討もせず、迷わず「できます」と答えがちだし、だいたい見積もり過小になります。
こうやって文字に起こすと、馬鹿みたいな話ですが、この思考を持つ人はかなり多いと思います。
このタイプは責任感はとても強いし、思いやりもあるのですが、 リーダーという立場では結果チームを苦しめることになるうえ、何より自分が苦しく辛い ので、この思いから脱却しましょう。
また、このタイプは一作業者としては非常に有能なんですよね。
そのため、評価されて管理者にも抜擢されやすいのですが、 映画的マッチョ信仰な考え方で成功体験を重ねているので、リーダーになってもこのスタイルをなかなか変えられない んですよね。
リーダー的心理の作り方
さて、ではリーダーとして、どのような心構えでいればチームも適切に運営でき、自分自身も楽になれるのでしょう。
monocon的には以下2観点が非常に大切かと思います。
- ①映画的マッチョ信仰からの脱却
- ②自分よりできる人間を育てるのが仕事
①映画的マッチョ信仰からの脱却
「自分で全てをやらなくちゃ」
「自分がやらないとチームが破綻する」
といった考えをまずは捨ててしまいましょう。
たしかに、作業者として優秀だったリーダーが、管理者になってからも作業を続ければ一つ一つの作業自体は早く終わるかもしれません。
しかし、 一作業者が持つ作業量と、チームで持つ作業量は大きな差があります 。
言うまでもなくチームとしての作業量の方が多いのです。
その量の作業を一人でこなすことは現実的に不可能です。
管理者としては、管理以外何もやらない くらいの気持ちでいてください。
自分は悟空じゃなくて、ヤムチャなんだと(それでも凄いのです)言い聞かせましょう!
周りのメンバーを頼りに生きていくのです。
②自分よりできる人間を育てるのが仕事
組織で仕事をする上で、後進の育成は非常に重要です。
人はどんどん入れ替わりますから、育成をサボるとあっという間にチーム力が落ちますし、自分の持つ技術もいずれ陳腐化します。
新技術を追い続けるのもなかなか大変です。
そもそも、管理者には必ずしも必要ではなかったりもします。
これを補うのは、若い優秀な頭脳たちです。
自分のチームのミッションに合わせて、スキルのマッチする人間を集めたら、あなたのチームのミッションに関する業務知識を吸収してもらいます。
また、チームでと働くとはどういうことかという仕事への向き合い方も教え込みましょう。
かのジェフベゾスも、組織で自分は一番無能で良い、というような趣旨のことを言っていましたが、まさにそれです。
確かに、自分が一番優秀だと、もう頭打ちですもんね。
そうですね。
より優秀な人間を集め、そのメンバーが気持ちよく働けるよう、環境整備をするのが管理者の役割となります。
レベルの低い集団の中で、一番になっても将来性はないですよね。
猿山の大将にならないよう気をつけましょう。ということですね。
きついこと言いますね笑
まぁ、その通りですが。
さて、本日は以上となります。
つい、 自分がヒーローやスターになって、チームの難局を打開しようという気持ちが湧くのは人情というものですが、組織運営の上ではその気持ちを抑えることが大切 です。
もちろん、物語を楽しむときは、ヒーローやスターが大好きで、問題ないです!
実は、私、アメコミ好きなんですよね。
MARVELも良いですが、DCが好きで、特にバットマンにはかなり影響を受けました。
ちなみに、ジャスティスリーグという、DCコミックのヒーローチーム(MARVELで言うところのアベンジャーズ)があるのですが、スーパーマンやワンダーウーマン、フラッシュといった超人の中にあって、バットマンはただのお金持ちの常人(人としての格闘能力は高いですが)として参加しています。
それでもチームのリーダー格として活躍するのですが、 これはまさに、自分はスーパーマンではないことを理解した上で、自分の長所(分析能力など)を生かして、チームをまとめ上げているから に他なりません。
今日のテーマともリンクしますね!
ちなみに、ジャスティスリーグ、最近実写化もされたので、ご興味があれば是非見てみてください!
なお、バットマン映画の最高傑作は、クリストファーノーラン監督の「ダークナイト」です。
「バットマンビギンズ」からはじまり「ダークナイトライジング」で終わる三部作の2作目です!
今調べたら、この3部作、Amazonプライムビデオでも見られるんですね!
新規登録で30日間無料なので、未登録の方は登録しない手はないですねぇ。
要チェックです!
しかし、アマゾンプライムは、月額500円で安いし、配送でもメリットあり、ビデオも、音楽も聴き放題という恐ろしいサービスですね。。
その他のビデオや音楽のサブスクが単体で月額1000円くらいのところが多いので、お得感がすごいですね!
ではまた次回お逢いしましょう!
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