会話力の上げ方をご紹介。ゼロ秒思考で当意即妙な会話を楽しむ。

こんにちはmonoconです。

仕事をしていると、時々異常に弁の立つ人っていますよね。

私もコンサルタントとして普通におしゃべりはしますが、それでも周りには際立って弁の立つ人間も散見され、よくまあ舌が回るものだと感心してしまうことがあります。

中には口ばかりで中身が何もない人がいることも確かですし、おしゃべりばかりでも仕方ないという一面もありますが、少なくとも、 ぽんぽんと建設的な会話が進み、仕事が進んでいく状態にしておきたい というのは、向上心のあるビジネスパーソンなら当然の心理かと思います。

実際、コミュニケーションがきちんと取れることは評価の大きなポイントにはなりますから、会社員ならば昇進につながると思いますし、フリーランスなら仕事の獲得につながっていくことでしょう。

このコミュニケーションのスキルについては、ベストセラーとして名高い、赤羽雄二氏の著書『ゼロ秒思考』のなかにヒントが見出せますので、本日は本書を参考にしつつコミュニケーションスキル向上について考えていきたいと思います。

Audible版もありますね。初回登録無料ですので、タダで読める(聞ける)んですね。お得です。

会話がうまく続かない理由

会話がうまく続かないと、いたたまれないですよね。

簡単な雑談や、どうでも良い会話なら良いですが、仕事の会話が噛み合わないと焦ります。

会話がいまひとつ噛み合わない理由はざっくり3点あると思います。

  1. ①視座の違い
  2. ②思考力の差
  3. ③会話の準備の差

①視座の違い

視座とはものを見るときの視点の高さのことです。

視座が低い人は、木や葉や枝を見ているだけのところ、視座が高い人は森を見ていると言ったところです。

全体像を見て、その戦略について話している人 と、 木を見て枝振りや葉の色味を話す人 では当然話が噛み合いませんね。

持っている知識や、話したい内容の方向性が全然違いますからね。

なお、視座を高める方法については、以前のエントリーでも解説していますので、そちらをご覧ください!

参考≫視座を高めることで仕事をイージーモードに切り替えよう

②思考力の差

次に、残念な話ですが、思考力の差がある場合にも会話が噛み合わないですね。

これはすぐには埋められない差なので、決定的な溝を感じてしまうかもしれません。

この差を埋めるためには思考訓練をするしかありませんので、地道に前頭前野を鍛えていきましょう。

思考力の強化は会話に限らずどのような場面でも役に立つ、基本的能力になりますので、ぜひこの機会にますます強化していきましょう。

これについても以前のエントリーで解説していますので、ご確認いただければ幸いです。

参考≫地頭を鍛えることで、幸せに生きよう!

③会話の準備の差

これは会話が苦手な人は意外と気づいていないのですが、会話には準備が必要 なのです。

もちろん会話の上手な人のみんながみんな意識的に準備しているわけではありませんが、少なくとも無意識のうちに準備はしています。

例えば、いつも自分の仕事について考えており、リスクや、問題発生時の対応をシミュレートしていれば、実際その件について問われた際にはスラリと答えることができるでしょうし、実際に問題が発生した際には速やかに問題解決に移れるでしょう。

建設的な会話をするための準備

さて、ここでは上記③の 会話の準備の差を埋めるためにやっておきたいこと をご紹介します。

monocon的対策は以下3点です。

  1. ①メモをとる
  2. ②普段から考えておく
  3. ③独り言

①メモをとる

メモを取る。これこそが冒頭で触れたベストセラー『ゼロ秒思考』に紹介されていた方法です。

本書ではA4の紙を横に置き、紙の左上に横書きでタイトル(書き殴りたいテーマ)を記載したら、1ページあたり4行〜6行で思いつくことを1分以内にメモせよ。と言っています。

しかも、1日に10枚。とのことです。

意外と多いですね。。

大切なことは、見栄を張らずにどんな些細なことでもメモしていくこと。

このようにメモする習慣を繰り返すことで、論理的思考力を育て、これまでに繰り返し書いてきた内容は頭の中に言語として居座るため、会話の中でもパッと出るようになるそうです。

これは 「ジャーナリング」という手法になるかと思いますが、悪い感情なども吐き出すことになり、頭も心もスッキリするので、メンタルにもよく、思考力向上にも効果的で、かつ会話も上手になるというメリットしかない活動なので、習慣化すると良いですね。

3週間続けると効果が出るようなので、騙されたと思って、やってみてください。

細かい手法については本書に説明されておりますので、興味があればぜひ読んでください。

②普段から考えておく

会話する相手はだいたい決まっていますよね。

仕事の同僚、上司、クライアント。基本的には共通のテーマで会話することになると思いますので、そのテーマについて普段から考える習慣をつけましょう。

このとき、相手の視座に合わせて自分の会話レベルを変えていけると幅広い相手と会話ができます。

高い視座で戦略について考えてみたり、低めの視座で細かいテクノロジーについて考えてみたり。

あらゆる角度からテーマに沿って想いを巡らせてみる習慣をつけると、会話の中で「あの話だな」「その点については一言あるぞ」というシーンが増えてくるはずです。

③独り言

変な話ですが、独り言は会話力向上に役立ちます!

頭の中で、 会話相手を想定して、とあるテーマについて会話してみる のです。

相手が上司だと想定した場合、きっとこういうことを聞いてくるだろう、その場合、こう答える、という想定問答を実際に声を出してやってみてください。

意外とわかっていることでも上手に喋れないものだな、と気づくはずです。

うまくないと思えば、リトライです。

うまく理論的に話せたなと、納得するまでやってみてください。

近い将来、 実際に同じ問いを上司からされたときに、立板に水の完璧な回答ができるはず です。

また、うまく喋れなかったなと落ち込む日があれば、どう喋ればよかっただろうと一人問答をやってみましょう。

同僚からこう言われた。意図はこうだから、こう回答すれば良かった。

と整理した上、その状況を再現してみるのです。

もちろん声に出して。

何パターンか思いつく限り試すのもありです。

うまく纏まったら、頭も気持ちもスッキリするはずです。

私もお風呂に入っている間、無意識でやっていることがあります。

妻に「一人で何喋ってるの?」と訝しがられますが、お構いなしです。

効果抜群ですから、ぜひお試しあれ!


さて、本日は以上となります。

いかがでしたでしょうか。会話は全ての基本ですし、会話が上手い人は、本質的なところを抑えられているので、まず仕事ができます。

みなさんが会話上手になって、どんどん評価を上げていただけたら嬉しいです!

ではまた次回お逢いしましょう!


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