今回のポイント!
本質的なことは何かということを常に考える
我が家では
ルールを儲けないというルール
があります。
とはいえ、ちびっ子たちを野放しにすることもできませんので、子供たちには危険なことをした時や、いわゆる公序良俗に反する事をした際に、
「そういう行動を取ってはいけないとお父さんは思うよ。なんでか分かる?」
と伝えるようにしています。
たいてい、
「分からない、教えて!」
という返事が返ってきますが、
「考えてごらん。間違えても良いよ。」
と気長に待ちます。
子供たちはなぜ自分の行動が父親の不興を買ったのか一生懸命考えます。
これを習慣にしていくうち、トンチンカンだった答えもだんだん本質を突くようになり、
「なるほど、こうしたら怪我をする恐れがあるから、やったらダメなんだ」
「そうか、こういうことを言うと、他の人が悲しい想いをするから行ってはいけないんだ」
といった、ものの考え方の基本が見えてくるようです。
こういうやりとりの中で、表面的な事象に対する対応を学んでいくだけでなく、どうしてその言動が望ましくないと思われるのか、その本質を覗く習慣づけになっていくのですね。
(うまくいけば子供を注意する回数が減るので、育児がだいぶ楽になります👍)
ルール作りにおいて大切なこと
さて、前置きが長くなりましたが、マネジメント経験のある方は集団を組織する際に、ルール策定や、組織運営での予期せぬ出来事への対応で悩んだ経験があるのではないかと思います。
発生しそうな事象をずらっとリストアップして、それぞれに打ち手を考え、明文化して(この時点で精根尽き果てますね。。)、いざ組織運営を開始したら、想定外の事象が多発し、その都度チームメンバーがリアクションに迷い、マネジメント担当者はその対応に工数を割かれ、本来するべき仕事に手が回らなくなる。。結果、組織はあらぬ方向へ向けて迷走を始める。。
地獄ですね(笑)
マネージャーをボトルネックにしない
組織運営上、ボトルネックを作らないようにするのは本当に大切なことですが、マネジメント担当がボトルネックになってしまうのはそのもっとも避けるべき愚行と言えます。
最悪、数日マネジメント担当が不在をしていても組織が自律的に活動できるようなルールづくりが肝要です。
そのためには、まずマネージャーは作業を捨てないといけません。
これができていないマネージャーは仕事をしていないと言っても過言ではない!
そうは言ってもなかなか難しいものがありますよね。。
それは、甘えですね笑
自分が作業をするような計画やルールにしているから、作業をすることになるのです。
また、ガチガチのルールを設けないということも非常に大切です。
行動規範、コンセプトはしっかり定めよう
前置きの、子供の教育のお話と共通するところかと思いますが、根本の考え方、行動規範、組織のコンセプトなどをしっかり定めて、どんな問題が発生しても、
根本に照らし合わせれば誰でも対応方が導き出せる
ようにしておきましょう。
もちろん、結果としてお金が発生する、工期が延長となる可能性があるような場合はちゃんとマネジメント層に報告の上対応を別途協議するようなルールを設けておくことは言うまでもありませんね。
メンバーの成長につなげよう
また、これによりメンバーの成長も促されます。
例えばプロジェクト運営をする上で、プロジェクトを成功させるのは当然ながら、
同時に会社のリソースである社員を成長させていく
というミッションがあることをマネジメント層は意識しないとなりません。
しかし、ガチガチのルールでメンバーの考える余地を奪ってしまうと、ただの作業者に終始してしまうことになり、成長を阻害する要因になってしまいます。
一人一人が組織のコンセプトを理解し、ゴールに向けて業務を遂行するには何をどうしたら良いか、しっかり考えながら進めることで、
組織として爆発的な成長が期待できます。
さて、まとめますが、マネージャーたるもの要所を締め以下を意識したルール策定に努めましょう。
- 自律的な活動をする集団を組織すること
- メンバーの成長を促すこと
- 組織運営が適切におこなわれること
そうすれば、より自由を得ることにつながり、より適切なマネジメントにつながっていきます!
さて、いかがだったでしょうか。ルール作りは難しいのに、あまり誰も教えてくれなかったりします。ぜひ参考にしてみてください。
また、関連する記事として、計画の立て方や、その遂行方法についてもご紹介しておりますので、合わせて読んでみてください!
ではまた次回お逢いしましょう。
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