こんにちはmonoconです。
何かを始めようとして、リサーチをするも、 途中で始める気力が霧散して結局何もやらなかった経験 はないでしょうか。
あるいは、毎回思い立っては投げ捨てるというループに陥ったりしていないでしょうか。
以前、計画の立案や、その遂行に関する注意点についてご紹介しましたが、計画段階まで達せずにやめてしまうという感じですね。
参考»物事がうまくいかないのは計画の立て方が下手だから?全てがうまくいく計画の立て方とは
参考»計画倒れにならないために!計画実行時において気をつけるべきこと!
これは、いわゆる 「完璧主義者」 と言われる人に多い傾向があるのですが、これでは何も成し遂げることができないですし、向上心のあるビジネスパーソンにとっては好ましくないですよね。
ということで、本日はその原因と解決方法についてお話ししていけたらと思います。
今回のポイント!
投げ出してしまう理由
私も経験があるのですが、何か新しい事を始めようとする時、失敗を恐れるがあまり、リサーチを徹底的に行い、納得がいく計画をまず立てたくなる衝動に駆られます。
なのでまずは、同業先駆者たちの足跡を追い、すでに成功して表に出てきている結果を見続けることになるのですが、見ているうちに成功するためには最初から先駆者たちと同等のクオリティを維持することが必要だという思いに取り憑かれ始めます。
しかし、表に出ているのはすでに成功した例となり、成熟した完成品となるので、 ゼロから始めようとする新規参入者から見ると、果てしなく高い壁 に見えてしまいます。
こうなると、どうやってその高みに到達すれば良いか分からなくなり、計画前に「僕には無理だ」と諦めてしまう心理状態 に陥ります。
これが、計画前に投げ出してしまう大きな原因であると思われます。
どんな巨人も最初の一歩はあったわけで、それは必ずしも成熟した代物ではないのですが、どうしても業界のトップとゼロベースの自分を比較して、絶望的な気持ちになってしまうのですね。
なるほど、例えば家電事業に参入する時に、パナソニックの電化製品を見て、僕にはこれは作れないと諦めてしまう感じですね。
そうですね。最初から目標の設定が高すぎるんですね。
まずは目の前の敵をターゲットにしていかないとです。
着手主義でいこう
目標が高すぎて、計画すら立てられないという状況が、自分の可能性を狭める結果になるということはおわかりいただけたかと思いますが、この悪い習慣から抜け出すためのコツについて、以下ではお話ししていきたいと思います。
気をつけるべき点は以下3点です
- ①最初から同業者と比較しない
- ②長いスパンでスケジューリングする
- ③まずはやってみる
①最初から同業者と比較しない
これは上記の通りですが、 目標を高く設定しすぎて始める前に絶望感を味わってしまわないために、あえて同業者と比較しない というコトです。
また、方向性やゴールの設定として同業者の成功者を参考にしたり、そこに到達するための道筋を描くための指針にすることは問題ないですが、 成功している同業者のコピーになろうとしてはいけません。
自分と他人ですから、強みも状況も異なりますし、同じものを作っても、二番煎じになるのでまず勝ち目もありません。
「自分は自分」として、「自分がやるべきことをやるだけ」という意識を持っていきましょう。
②長いスパンでスケジューリングする
すぐに結果を求めてしまうのが人情かと思いますので、スケジュールはつい短期で引いてしまいがちです。
しかし、誰しも一歩づつしか進むことはできません。
今、各業界の巨人として君臨している企業や個人も最初は新入りです。そこから一歩一歩前進して今の地位があるわけです。
短くとも3〜5年の中長期的スケジュールで成功まで進んでいけば良い のです。
始めてみたら、意外と早く進むこともありますしね。
逆に短期的スケジュールを引いてしまうと、焦りばかりを産みますし、無理が生じて破綻を招く 可能性だってあります。
スケジュールは非常に大切なので、確実に目的を達成できるようなスケジュールを引くようにしましょう。
③まずはやってみる
やったことがない事に対しては完璧な計画は立てられないですよね。
計画の前にまずは「知ってみる」というアクションが必要となります。
知ってみるためには、不完全でもやってみることが大切です。
やってみて初めて 足りているもの、足りていないもの、簡単なところ、難しいところ、重要な所、重要じゃないところなど、自分の立ち位置やかかるコストが見えてきます。
これをわからずに納得のいく計画立案しようとすると、いたずらに時間がかかってしまいますし、できたところで、不確定要素だらけの中途半端な計画になってしまいます。
生産技術における品質管理などの継続的改善手法として、PDCAという有名なフレームワークがあります。
ご存知の通り、PはPlan(計画)、DはDo(実行)、CはCheck(評価)、AはAction(改善)となり、計画したら実行し、実行後は振り返りによって評価し、悪かった点を修正して改善する、というサイクルです。
このPDCAサイクルが昨今もう古いと言われています。
その理由はPlanに時間をかけすぎるため、スピード感が出ない、知見もないままPlanは立てられないから、など様々ですが、これらも同じですね。
「スピード感を出すためにまずは計画」と考えるのも間違いではないですが、それは知見あってのことです。
知見がない場合はまずはやってみてナレッジを貯めることが大切 ですね。
結果スピード感は出ますので。
さて、本日は以上となります。
まずはやってみて知るということ、長期スパンで成長して行くという意識を持つこと、最初からライバルを最上段に設定しないこと、を意識して、新しいことにバンバンチャレンジしてみてください!
最後に、新しいことを始めるためにも、インプットは欠かせませんよね。
新ビジネスのヒントがゴロゴロ転がっています。
参考までに私がインプットに使っているツールやサービスをご紹介するので、よかったら真似してみてください。
ではまた次回お逢いしましょう!
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