こんにちはmonoconです。
ビジネスの世界に限らず、生きている中で自分は不遇だと感じてしまったことはありませんか?
どうにも理不尽なことや、人の力ではどうしようもないことはたくさんありますから、そのような 災難に遭遇すると不遇だと思ってしまうことは無理からぬこと ではあります。
しかし、こういう意識を抱いて生きることはとてもつまらないことですし、成長を阻害するものである とmonoconは思います。
な、なんか、冷たい感じですね。
あ、もちろん、自分の周りで災難に見舞われた人がいれば、気の毒に思いますし、サポートしたい気持ちにはなりますよ。
でも、自分で自分を不遇と思うことはまた別で、そういう人は自分の人生を自分の足で歩いていないと思うのです。
自分の人生ですから、 自分がかこう不遇も、全て自分の選択の結果だと考えられるようにならないと、いつまでたっても全ての状況を誰かのせいにして、自分で自分の人生を切り開くことはできない でしょう。
しかし、こういった被害者意識は人間が本来的に持ち合わせている根源的態度であり、簡単に拭い去ることはできないのです。
これは成長阻害要因ですから、向上心のあるビジネスパーソンにとっては本当に邪魔者ですよね。
ということで、本日はこの被害者意識を撃退して、自分の人生を切り開くヒントになるお話ができればと思います。
今回のポイント!
被害者意識を抱いてしまう原因
さて、被害者意識は人間の根源的態度と書きましたが、どうしてこのような態度に至ってしまうのでしょう。
それは、被害者となることで、相対的に自分の立場を高め、生命を守ろうとする反応だからです。
脳にとって生命維持は優先順位が最も高くなりますから、このような防御反応をしてしまうということのようです。
以前、不安について解説した際にも同様のことを書きましたが、 これらの脳からの生命維持の指令は、原始的な生活をしてきた過去20万年の蓄積であり、高度に文明化された現代においては過剰反応 のきらいがあります。
被害者意識を持つということ
多少過剰であっても、生命維持のための防御反応ならそのまま感じても良いではないかと思う方もいるでしょう。
確かに、それで心の安定が保たれるのであれば、それを否定するつもりはありません。
しかし、現代において自分の人生を自分で切り開きたいと思うのであれば、この意識は一刻も早く捨て去らねばなりません。
被害者意識とは、自分以外の何者かのせいで、自分の人生が台無しにされているという意識ですから、「他責」の生き方 になります。
「会社が自分を評価してくれない」
「政治が悪いから景気が上向かない」
「親のせいで自分の人生が台無しにされた」
「妻(夫)のせいで人生つまらない」
これらは全て被害者意識となりますが、もしこのような考えを持ったことがあるなら要注意です。
もし私がこの境遇にいたら、全部自分のせいだと思います。
会社に評価されていないのは、自分の力不足ですし、自分が立候補もしていないのに政治のせいにする態度はおかしいですよね。人任せにした結果です。
親は選べないですが、関係が良くないならば切り捨てて自分の人生を生きれば良いだけです。
伴侶の件は言わずもがな、自分の選択の結果ですし、関係を改善させる努力を怠った結果でしょう。
そのほか、病気や、天災にしても誰にでも降りかかる可能性があるものですから、それを前提において、出来るだけそういったものを避ける生活をしておけば良いのです。
このように、 自分の人生を自分で切り開く「自責」の意識がない限りは、常に人のせいにして、あらゆるものに目を瞑りながら生きることになります。
これでは、不遇からは抜け出せないですよね。。
そうですね。。
あと、念のため言っておきますが、これはあくまで自分の意識の置き方の話であり、他人に対して、「自己責任論」を押し付けることを私は良しとしません。
自責の意識で生きるために
さて、ではどのようにして被害者意識と決別すれば良いでしょうか。
ポイントは以下3点です。
- ①事実を受け入れ、自分を主語に据える
- ②「でもでもだって」をやめる
- ③振り回されてない
① 事実を受け入れ、自分を主語に据える
事実を、虚心坦懐に見つめましょう。
時に自分にとって都合の悪い事実もあると思いますし、受け入れ難いものもあるでしょう。
しかし、 冷静に事実だけをみた時、その結果は、いかに気に入らなくともあなたのコントロール下にあったと気づくはず です。
誰かが、あなたに何かをしたのではありません。
あなたが下してきた数々の判断の結果がその事実なのです。
こういう見方ができるようになれば、被害者意識とはかなり距離を置くことができます。
②「でもでもだって」をやめる
所謂言い訳をやめましょう。
全ての結果はあなたの選択の帰結 です。
もし、理不尽だと思うことで叱られようとも、意にそぐわない評価を受けようとも、あなたの行動が帰結した先です。
「でも、〇〇だから仕方ない」
「だって、部長がこう言うから無理」
本当にそうだったのでしょうか?
状況をコントロールしようとした結果であれば確かに仕方ないところもあるでしょう。
しかし、大抵は何もせず、状況に振り回されているのではないでしょうか。
コントロールしようとした結果の失敗だったら被害者意識は生まれない気がしますね。
そうですね。失敗も人生の糧になりますし。
問題は何もせずに文句を垂れることです。
こういうと、極端に走って、明らかな勘違いに対しても沈黙は金を決め込む人がいますが、明らかな勘違いはその場で正しましょう!
ここで黙っていたらまた被害者意識のタネになります。
③振り回されない
全ての言動に意図を持ちましょう。
なんとなく 流されて動いていては、うまくいかないことが発生した時に、恨み節が発動 します。
自分の意図を持ち、その通りに動くことが大切です。
チームとしての方針が間違っていると思うならば、大いに異議を唱えましょう。
それで方針が変われば良いですし、変わらなければあなたの自論の説得力が弱いだけです。
結果失敗したとしても、間違っても「ほらな、俺の言った通り、チームの判断力がないから失敗した」なんて思ってはいけません。
チームを変えられなかったあなたの責任に目を向け、次回はうまく立ち回れるように準備しましょう。
うまくいかないことも糧になるのです。
とにかく、自分の意見を持たず、人の意見に振り回されるということのないようにしましょう。
これが身につけば、全ては自分の責任下にあるという意識で常に立ち回ることができます。
被害者意識とはサヨナラですね。
さて、本日は以上となります。
被害者意識を持ち続けることは、辛い思いをし続けるということでもあります。
「この可哀想な僕を誰か助けて」
という態度でもあり、責任ある大人としては恥ずかしくもありますね。
ぜひ、この意識から抜け出して、自分の人生を自力で切り開いてみてください。
最後に、自力で人生を切り開くヒントを与えてくれる読書をお勧めします。
私が使用して本当に役立つと感じているツールやサービスをご紹介しておきますので、もし良ければ真似してみてください。
ではまた次回お会いしましょう!
コメントを残す