【失敗しないチーム編成】組織運営の課題を解決!編成のコツを掴んで適切に運営しよう!!

こんにちは、monoconです。

マネージャー、リーダーの皆さん、チーム運営はうまくいっているでしょうか??

プロジェクト計画はちゃんと立てているのに何だかしっくりこない、コミュニケーションがちゃんと取れていない、チームを掌握できていない、などと感じているなら もう一度組織の運営方針を見直す必要 があります。

当エントリーを読んでほしい人

  • 適正なチーム編成の方法がよくわからないチームリーダー、マネージャー
  • 自律的に動くチーム編成を目指すチームリーダー、マネージャー

当エントリーを読むべき理由

  • 筆者が実際に組織編成する際に意識している点をご紹介している
  • 筆者はこの組織編成方法で、携わったすべてのプロジェクトを成功に導いてきている

組織がうまく回らない理由

組織の運営目的や目標がはっきりしていて、それをちゃんと構成メンバーに伝えているのに、うまく回らない場合、以下2点が原因となっているケースが多いです。

  • チーム編成が適切でない
  • コミュニケーションルールが適切でない

健全な組織運営のために

では、どのような観点でチェックして、どう修正すれば良いかについて、以下に記していきたいと思います。

チーム編成について

組織編成についての観点は以下2点です。

  • ①チームの構成人数
  • ②チームのリーダーの資質

①チームの構成人数

チーム編成では人数に意識を置くことが非常に重要です。 一人のリーダーが面倒を見られる人数は経験上5人までです。

戦国時代の戦闘組織の最小単位が5人なのも同じ理由です。

5人チームのトップを伍長というのはそこから来ているんですよね?

そうです。よく知っていますね。
江戸時代の五人組も然りですが、5人編成の組織は結構多いのです。
この人数を超えると、管理が難しくなるというのは先人たちも知っていた事実ということですね。

つまり、あなたが30人を抱えるマネージャーならば5人構成のチームを5チーム編成し、それぞれのチームに一人ずつチームリーダー(伍長)を配置していく必要があるということです。

各チームリーダーにはそれぞれのチームの運営を任せ、マネージャーであるあなたは、各チームリーダーたちと直接のコミュニケーションを取るようにします。

もちろん構成メンバーが増えた場合はチームリーダーの数も増えていきますが、その場合は、別途統括リーダーのようなポジションを設定して、 マネージャーも、統括リーダーも、チームリーダーもそれぞれ直接の配下は5名まで とし、管理が適切にできるよう心がけましょう。

例えば、100名の組織であれば、マネージャーであるあなたの配下には4名の統括リーダーがおり、それぞれの統括リーダーの配下にそれぞれ5名のチームリーダーがおり、各チームリーダーの配下には4名ずつのメンバーがいるような構成になります。

や、ややこしいですね。。

すみません、複雑ですよね。
とにかく直属の配下は5名までのツリー構造で組織編成すればOKということです。

また、直接のコミュニケーションは、

「マネージャー対統括リーダー」、

「統括リーダー対配下のチームリーダー」、

「チームリーダー対配下のメンバー」

となるようにします。

②チームのリーダーの資質

あなたがマネージャーである場合、 リーダーをどう選ぶかという点も非常に重要 になってきます。

組織編成が適切でも、チームリーダー(伍長)にその資質がなければ、やはりうまく回らないです。

  • ①メンバーの面倒を見られる人。
  • ②定量的に話ができる人。
  • ③視野が比較的広く、事業の全体像が把握できる人。

この3点は備えていることが望ましいです。

ただ、リーダーの資質を持つ人員は非常に少ないので、ある程度、業務をこなす中で成長することを期待していくことになるかもしれません。

また、マネージャーとして組織編成するにはチームのメンバー構成を考えて、うまく回るような要員配置が必要です。

同じ仕事、同じ人数で対応する場合でも、参画メンバーのキャラクター次第で全く異なる組織編成になります。

単純に分類するならば、チームリーダー(伍長)の資質により、攻撃型か、防御型で分けることができます

攻撃型 は、新たなチャレンジをするような事業や、厳しい数値目標に向けて突き進むチーム となり、 防御型 は、すでに運用を開始している 事業を手堅く運用していくとか、組織のガバナンスが遵守されていることなどをチェックしていく ような業務が向いているチームとなります。

チームリーダーの資質はどうやって見極めたら良いのでしょう。

リーダーの性格で判断するしかないですが、競争が好きなリーダーは攻撃型であることが多いですし、安定思考のリーダーは防御型に属する傾向にあります

もうお分かりかと思いますが、組織に所属する、 攻撃型と防御型のリーダーの人数割合によって、事業の運営スタイルも変えていかないといけません。

サッカーに例えるならば、 素晴らしいディフェンダーが多いチームならば、堅守アンドカウンターで勝ちを狙うチーム になり、 素晴らしいオフェンスが多いチームならば、少しくらいの失点は目を瞑り、それ以上の得点により、勝利を目指すチーム となります。

チーム編成や、運営ポリシーは異なりますが、求める勝利という結果は同じとなります。

この辺りについて、もっと深く知りたい人のために、私が駆け出しの頃に参考にした本を以下にご紹介しますので、ご興味あれば読んでみてください。

ルール策定について

コミュニケーションマネジメントが適切に策定されているかを再確認しましょう。

チーム編成が変われば、コミュニケーションルールも変わります。

全体像は以前のエントリーをご一読ください。

チェック観点は以下3点です。

  • ①あらゆるケースが網羅されているか
  • ②運用しながらブラッシュアップするルールになっているか
  • ③登場人物は適切か

①あらゆるケースが網羅されているか

組織の構成員が多いほど管理が難しくなります。

同じことを伝えても、それぞれの理解力も感じ方も異なるためです。

誰にでも確実に伝わる表現で、どのようなケース(日次、週次、仕様変更発生時など)で、コミュニケーションが発生するのかを網羅的にルール作りをしましょう。

ただし、細かすぎてもダメです。

例えば「仕様変更発生時」と言うケースについて、「A機能の仕様変更発生時」「B機能の仕様変更発生時」「C機能の仕様変更発生時」…などのように細分化してしまうと煩雑すぎてルールが無視されます

確かに、意味ないなと思うと、ルールを守らなくなっちゃいますね。。

この辺りはマネージャーのセンスが問われる部分なので、経験を積む中でちょうど良いポイントを見つけ出すしかありません。

②運用しながらブラッシュアップするルールになっているか

ルール策定時点ではケースを網羅したつもりでも、 不足があったり、逆に細かすぎて使わないケースがあったりしたら適宜修正しながらルールをブラッシュアップしていく必要があります

これがなされないと形骸化した使えないルールになってしまいます。
定期的に見直す運用としましょう。

③登場人物や目的は適切か

今回、メンバー、チームリーダー、統括リーダー、マネージャーと登場人物が出てきましたが、各ケースで誰が誰にコミュニケーションを取るのかが明確かつ適切でないといけません。

また、報告するだけなのか、承認を得る目的なのかなど、 コミュニケーションの目的についても明記 しましょう。

コミュニケーションが意味を持つようにルール策定するのが大切です。


さて、いかがでしたでしょうか。

チーム編成とチーム構成や業務に合わせたルール策定が組織運営を円滑にするキモとなることが、お分かりいただけたことと思います。

皆さんのマネジメントが楽になれば幸いです。

そしてこのスキルが身につけば、転職や独立しても大体食べて行けます。

ではまた次回お逢いしましょう!


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