こんにちはmonoconです。
先日は、新米リーダーの立ち居振る舞いについてご紹介しましたが、今日は、少しレベルアップした中堅のリーダーの立ち居振る舞いについてお話をできたらと思います。
今回のポイント!
当エントリーを読んで欲しい人
- マネジメントに難しさを感じている全ての管理者
- リーダーとして一歩成長したい人
当エントリーを読むべき理由
- マネジメントに関するコンサルタントとして生計を立てている筆者が、全リーダーたちに伝えたい管理者の在り方を説明している。
新米リーダーと中堅リーダーとの違い
新米リーダーにおいては、以下3点をまずは気をつけるようにとご紹介しました。
- ①率いる組織の存在意義を理解する
- ②メンバーに目的を理解させる
- ③適切に業務を遂行させる
これらは、組織運営の基礎の基礎ですので、中堅になってももちろんこの観点を捨てて良いわけではありません。
ただ、マネージメントする上で、少し余裕も出ていると思いますし、気をつける観点を増やしたいですね。
中堅として、増やしたい観点は以下2点です。
- ①チームの存在意義の創出
- ②より大きな組織への貢献
①チームの存在意義の創出
新米リーダーについてのエントリーでは、会社の経営層にチームの存在意義を定義してもらい、そのポリシーに沿って組織運営をするように、と説明しました。
それはもちろん変わらないのですが、上層部に言われたことをそのままなぞっているだけでは、芸がないですよね。
チームのミッションを大きく捉え、どういう動き方をすれば、より大きな成果を上げることができるか を考えましょう。
現場でしか見えないこと、わからないことは沢山あります。
現場のリーダーとしての目線で必要なことを提言しましょう!
上長に指示されたミッションをこなすだけでは上げられる利益(金銭面のみの話ではないです)が限定的ということであれば、 その根拠を持って上長に掛け合いましょう。
例えばあなたが、とある開発業務に従事しているチームのリーダーであったとしましょう。
あなたのチームが抱えているミッションは、すでにリリースしている自社開発システムの定期改修だとします。
開発はそれなりのボリュームがあるものの、その開発技術は陳腐で、独自性の高いものではない(他社競合が多い)場合、リーダーとして、どのようなアクションを起こすべきでしょうか?
少し考えてみてください。
うーん、定期改修をやめてしまうとかですか??
やめるということは、サポート終了ってことか。
会社の売り上げに影響が出るから得策ではないのでは??
システムを新たに作り直すのはどうでしょう。
悪くないです!
長期的にはリプレイスを考えるのはありですが、まずはそこまでコストをかけずに短期的に効果の出そうな提言をしたいですね。
もちろん、答えは無数にありますが、
私ならば、この業務は外注することを提言すると思います。
理由は、 この業務を社内のメンバーだけで推進したところで、陳腐化された開発スキルを社内に蓄積するだけで、それ以外のメリットがないため です。
陳腐化された技術は社内に溜めても、競合が多いのであれば売ることもままならないですし、いずれ その技術が完全に廃れた時に、その業務に従事していたメンバーには何のスキルも残らない ことになってしまいます。
また、なまじボリュームが多いと、そういう社員をいたずらに増やすだけですからね。
被害者の会ができるようなマネジメントは回避すべきでしょう。
ただ、自社システムの開発を外注しようという時、だいたい、自社のシステムは鰻屋の秘伝のタレのように継ぎ足し継ぎ足しで作っているから、外注できない、と抵抗する謎の勢力が出てきますが、 やり方を工夫したら必ず外注できます。
例えば、特定の協力会社を選定したら、今後、該当業務を毎回外注することを前提に、一人か、二人派遣として来てもらいましょう。
一年くらいかけて、改修の手助けがてら仕様の整理をお願いすれば、その後はその人をリーダーに協力会社だけで改修を進めてくれるはずです。
もちろん自社システムなので、会社として仕様を抑えておく必要はありますよ。
こうして無事外注できたら、 空いたメンバーで、新技術を用いた新しいシステム開発を進めることもできます。
ここで初めて作り直しを検討できるわけですね!
こうやって新技術の知見を貯めれば、その導入ノウハウを売ることもできますし、会社全体としてのメリットは大きいですよね。
大きな視野をもち、未来志向でマネジメントしていくことで、チームに新たな価値を付与できるよう心がけましょう。
②より大きな組織への貢献
チームのリーダーとして、自分の管理するチームのミッションを遂行するのは当然の義務ですが、その中でもう一つの価値を生み出してみましょう。
目指すのは一石二鳥です。
例えば、自分のチームが所属する部にリーダーとしての経験値を持つメンバーが少なく、長期的視野に立って眺めた時、それが明らかに不利益になるであろうと思えば、自分のチーム編成を工夫し、リーダー未経験者をリーダーとして起用してみるなど、自分のチームのミッションとは別に、部への貢献をサブミッションに据えてみる のです。
短期的には、自分のチームのミッションを過不足なく遂行していれば特に問題は生じないでしょう。
しかし、長期的にみると問題になるであろうリスクを放置していては、早晩チームの母体とも言える、部や会社が傾くことになりかねません。
自チームのミッションと、部や会社への貢献というサブミッションの両輪を同じように回転させないと、どんなに たくさんのミッションをこなしても、同じことの繰り返しでしかなく、やがてくる変化に飲み込まれてしまう のです。
片輪走行だからその場をぐるぐる回ってるだけなんですね。
そうです。そのうちに地殻変動で足元が崩れてきます。。
その前にどんどん安全なところに移動しないといけません!
さて、いかがでしたでしょうか。
まとめると、 中堅リーダーは新米リーダーよりも視野を広く持ち、長期的視野に立って物事を遂行する能力が求められる ということですね。
「自分のチームだけ良ければ良い」ということではなく、長い目で見て「会社が良くなること」を考え、動こうということですね。
その通りです。
ただ、これができるようになるためには、自分のチームのミッションを多少の余裕を持ってこなすことができないとなりませんね。
どうやってスキルを上げたら良いでしょう。
まずは経験を積むことです。
近道はなく、自分でコツを掴むしかないですね。
そして、視野を広げるために、インプットを増やしましょう。
同じ環境にいては視野は広がらないです。また、急に視野が広がることもないです。コツコツとインプットを増やして、自分の中の受け皿を大きくしていくことが大切です。
違う文化の人の声を聞いて初めて視野は広がっていきます。
交流会や、他社と合同の研修に参加しても良いと思いますし、本を読むのでも勿論良いです。
およそ世界が広がりそうなことなんでもやりましょう。
転職や独立も全然ありです。一度の人生、自由にやりましょう!!
躊躇している間にライバルはどんどん力をつけていきます。
インプットにつながる無料の体験などはどんどん申し込んでみましょう。
ひとまず、AudibleやKindle Unlimitedはおすすめです。
Audibleは1ヶ月無料ですから、まずは申し込んでみましょう。
Kindleも3ヶ月分のKindle Unlimitedが無料でついてくるので、お得感がすごいです。。
3ヶ月あればゆっくりでも10冊以上の本が読めるので、1冊1000円とすれば、10000円分ですからね。。 Kindle本体はタダみたいなもの ですね。。
タダの体験は本当にどんどんやりましょう!
合わなければやめて違うインプット方法を模索すれば良いだけですから。
では、本日は以上となります。
マネジメントは大変なことが多いですが、やりがいも大きいです。
楽しんでいきましょう!
ではまた次回、お逢いしましょう!
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