こんにちはmonoconです。
リーダーとして、特に問題なくチームを回せているものの、なんだか停滞している気がしていたり、もう少し生産性を上げていきたいと意欲的にマネジメントされている方も多いかと思います。
しかし、どうすれば良いか分からないという悩みがあるだろうことは容易に想像がつきます。
人はなかなか新しいやり方に着手できないものですからね。
新しいことを始めるにはエネルギーが必要ですし、前例にないことをするリスクを抱えるので、心理的な怖さもあります。
しかし、相対的に見れば、世の中はどんどん進んでいきますから、現状維持は緩やかな後退 ということになります。
気がついたら自分だけが取り残されていた、などということのないよう、新たな手法をどんどん取り入れていきましょう。
それこそがマネジメントの役割なのですから。
ということで、本日は中堅リーダーがもう一つレベルを上げるために必要な意識についてご紹介したく思います。
今回のポイント!
当エントリーを読んで欲しい人
- 中堅リーダー
- 新任リーダー
- これからリーダーになりたい人
- リーダー歴は長いが、うまくチームが回せなくて困っている人
当エントリーを読むべき理由
- 筆者はチーム運営に関して実績あるコンサルタントである
- 机上の空論ではなく、筆者の実際の経験をもとにしたアドバイスである
中堅リーダーとして意識したいこと
では、中堅リーダーとして意識したいことについてご紹介していきます。
先日は新任リーダーとしてやることを3点ご紹介しましたが、そちらをまだご確認いただいていない方は、合わせてご確認ください。
参考≫リーダーに任命されたら読んでください!たった3点、リーダーがやることをご紹介!
さて、生産性を上げるために特に気をつけていただきたいのは以下2点です。
- ①自律的に動く組織づくり
- ②リソースの最適化
①自律的に動く組織づくり
これこそが組織運営の肝であり、最終奥義的な意識となりますが、管理者が関与しなくとも回るチームに育て上げる ように工夫を凝らしていきましょう。
管理者の関与が増えれば増えるほど、メンバーは「他責的」になります。
「自分たちは管理者に使われている一つのコマである。だから、何も考えないし、指示されたことしかやらない。」
という意識です。
こうなると、何でもかんでも管理者に聞かないと動けないですし、管理者が手一杯になったり、不在するとメンバーは遊び始めてしまいます。
管理者がボトルネックになってしまっていますから、これでは生産性が上がるはずもないですよね。
自律的に動く組織を作るためにはメンバーに「自責的」意識を持ってもらうことが肝要となります。
自分たちのチームは何をすべきかを知り、自分たちの責任で物事をなす必要があるということを知ってもらいましょう。
具体的には以下4点の実施が効果的かと思います。
- 権限委譲を進める
- ミッションを共有
- 共感を得る
- コミュニケーションルールの明確化
権限委譲を進める
管理者の関与度合いをとにかく下げましょう。
最終的な責任はもちろん管理者が負うこととなりますが、チームメンバーを信頼して仕事を任せていかないことには、チームとしての成熟度は上がっていきません。
とにかく身軽になるように心がけましょう。
管理者は要所だけ締めればそれで良いのです。
最近では、セルフマネジメントという言葉もよく聞きますが、それに近い感じでしょうか。
そうですね。
おそらくティール組織におけるセルフマネジメントを指して要るかと思いますが、ティール組織のセルフマネジメントでは、管理者が締めるべき要所がほぼない組織編成を推奨しています。
これはレベルが高過ぎるので、ひとまずは置いておきます。
ネクストステップですね。
ミッションを共有
チームのメンバーにそのチームの存在意義をしっかり共有しましょう。
ミッションこそが考えるための足場になります。
ミッションが適切に共有されていない場合、自分たちで何を考えれば良いか分からないにもかかわらず、チームとしては走ることをやめないので一生懸命パワーをかけて、不要なものを作り続けることになってしまいます。
共感を得る
正しくミッションを理解させ、仕事を推進するに十分な権限委譲をしたとしても、共感を得ていないと進みはのんびりとしたものになるでしょう。
頭でわかっているし、環境は整っているけど、心が熱く燃えていない状態です。
その仕事が社会や会社にどういう貢献をするのか、自分たちの仕事の一つ一つがいかに有益なものであるかを語って聞かせてあげましょう。
この時、ストーリーとして伝えることができると、心に響き、印象にも残ります。
コミュニケーションルールの明確化
ここまでお膳立てをしても、これまでの他責意識が染み付いているメンバーたちはついつい管理者を頼りがちです。
なので、あらゆるシーンを想定したコミュニケーションルールを制定しましょう。
これにより、管理者が登場するシーンが明確になり、ほとんどのケースで自分たちが判断して良いことがわかるはずです。
また、このルールまで無視されないよう、誰でもいつでも確認できるように、紙に印刷して壁に貼るなど、ルールが適切に運用されるような工夫を忘れないようにしましょう。
②リソースの最適化
生産性を上げるためにはリソースの最適化も忘れてはいけません。
リソースとは、人的リソースや、開発用のマシンリソースなどを指しています。
仕事の推進に必要なあらゆるリソースを洗い出し、細かなスケジューリングをしましょう。
マシンは号機単位で、人はバイネームで、いつ何をやるのか明確にしていきます。
こうして見える化を進めていくと、無駄が見えてきます。
一つ一つの無駄はそれほど取るに足らないものだったりしますが、まとまるとかなりの量になることも少なからずありますので、これらの無駄をできるだけ解消できるように努めましょう。
また、定期的な見直しも忘れないようにしましょう。
状況は刻々と変わっていきますので、常にウォッチして、適宜更新をかけていかないと、適切な管理はできません。
当初の予定が絶対ではありませんので、そこに固執せず常に最適解を求め続けるようにしましょう。
さて、本日は以上となります。
中堅リーダーが意識することとして2点ご紹介させてもらいました。
皆さんののマネジメントの助けになれば幸いです。
また、マネジメントをする場合、引き出しの多さがものを言うことも少なくありません。
日々のインプットは欠かさないようにしましょう。
時間のないビジネスパーソンでもインプットが捗るサービスやツールがありますので、どんどん活用しましょう!
では、また次回お逢いしましょう!
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